津村さん家の栽培日誌-R4-No.158

今回は水耕栽培の要諦とトマト苗の植え付けです

 

私の水耕栽培の要諦は気持ちの良い水(養液)の循環で、栄養素と酸素を程よく取り込み、植物の成長しようとする潜在能力を徹底的に支援する事です。そのために棚を作ったり、垂直のパイプを使ったり、水中ポンプで養液を常時循環させたり、色々な技術と工夫が組み合わされていますが、原点は良い「水・空気・栄養」です。

 

△手書きのイラスト図面ですが、➀養液の適切な循環による水質管理(滞留すると、養液が腐敗する)②養液の「濃度=EC値」を一定に保つ(植物の成長に伴い養分の消費や蒸散により養液濃度が変化する) ③植物の根も旺盛に成長するので、根詰まりを起こさないための配管(植物をはめ込むアダプターの先からパイプの中で根が太るので養液を下のバケツに落とし込む工夫⇒私はパイプを二重構造にし、根詰まりによりオーバーフローした養液を逃がす通路を確保=魔法の杖と命名)。ザックリこんな仕組みです。

 

△普通のホームセンターや種苗店で売っているトマトの苗ですが、水道水で丁寧に土類を流して、加工したペットボトルの苗床にセットします。苗の茎を支えられれば何でも良いのですが、丁度ペットボトルがジャストサイズだったので廃物利用しています。

 

△トマト苗をセットしたペットボトルの苗床を、垂直水耕栽培器にセットしました。ちょうど二股に分かれた継ぎ手の一方に苗をはめ込み、垂直に落ちるバケツ方向に根があります。上から養液が落ちてきて、空気(酸素)と養分の両方を効率よく取り込めるため、畑で育てるトマトとは比べ物にならない程大きく成長し、実も沢山収穫出来ています。基本技術を学び、自由な発想で自分流の栽培器開発も楽しいものですよ~😊。

 

次回は春の畑を見てみましょう。野菜類の芽や葉っぱがニョキニョキ・・。