No.329 #極小瓢箪

極小瓢箪の完熟した様子です

 

もうかれこれ40年以上前になりますが、京都の清水寺近くにある三年坂から二年坂になる所に「瓢箪屋」と言う瓢箪ばかりを置いているお店があり、ここのご主人から清水寺と瓢箪屋さんのご縁を拝聴し、その時お爺さんの作られた芸術作品と言っても過言でない極小の瓢箪を見せてもらったのが、私の瓢箪作りの始まりになります。

 

△毎年出来る極小瓢箪の中で姿形の良い種を選別しながら、栽培をくり返しています。今年は極暑でしたが瓢箪は元気に育ってくれ、沢山の雄花と雌花を咲かせてくれました。この場所の瓢箪は一番先に種を播いたもので、上の方のツルが枯れ始めました。こうなれば瓢箪自体の中皮も固くなり、水に漬ければ表皮がきれいに剥けます。

 

△台所のガラス窓の柵を利用して夏の日よけ代わりに瓢箪を植えてみたものです。ちょうど7月~8月は葉が茂り、瓢箪がゴーヤや朝顔みたいに日を遮ってくれ、思惑通り日除けになりました。そして9月には、こんな風に瓢箪が出来て一石二鳥です。

 

△これは庭の空きスペースに支柱を立てて栽培したものです。こちらも口のしっかりした良い感じの瓢箪ができました。もう少しツルが枯れるのを待てば瓢箪自体も熟して、良い作品の素材になるでしょう。一緒に写っている茶色の枯れた長いサヤは三尺ささげと言う豆で、中に沢山の豆が入っています。これも暑さにめげずに沢山出来ました。

 

〇次回は軒下で栽培していた水耕栽培トマトの撤収です