軒下の水耕栽培トマト撤収の様子です
春先に軒下垂直水耕栽培器(No.260でご案内)に定植したミニトマトが、今年の炎暑にも負けず大豊作でした。一株から出た脇芽も大きく育ち網で囲った虫対策も功奏し、8月の最盛期はご近所に配るほど沢山の実をつけてくれました。流石に9月の中旬になって株の成長が止まり、養液の消化も緩慢になってきたので、撤収をすることにしました。
△まだ夏の暑さを引きずっているのですが、9月に入ったらEC値も基本の1.0を超えて1.5~1.8くらいの値を示すようになりました。養液が減少するのにEC値が逆に高くなるのはミニトマトが養液を吸収消化せず、単純に養液の水分だけが蒸発していると判断しました。
△これが撤収したミニトマトの株です。一株がこんなに大きくなり、メインの茎から出た脇芽も茂っている様子です。根もこの太さと長さです。畑の土耕栽培ではこんな根には絶対になりません。これを見るだけで水耕栽培の成長の威力を実感できますよね。
△直径55ミリの排水パイプが根でいっぱいになり、さらにその先が太っています。栽培器を設計した当初はこの根の成長が想定出来ておらず、パイプの中に根が詰まって養液が逆流なんてこともありました。魔法の杖と称した養液の通り道を作る工夫でクリアできました。
〇次回は秋ナスを見てみましょう