津村さん家の栽培日誌-R4-No.180

今頃頑張る甘長トウガラシ

 

今年は本当に気候変動に翻弄された年でした。4月にJAで購入した甘長トウガラシ(甘とう美人)の苗を、夕食の追加一品にしようと企み、庭の隅に2株植えて置きました。本来なら5月下旬あたりから収穫が始まる予定だったのですが、物凄い暑さと渇きで苗の成長が進まず、いつ枯れても不思議でないような状態でしたが、何とか夏を乗り切り、9月に入ったら急に成長を始め、収穫が始まりました。例年に比べると3か月遅れです。

 

△長さが15cmほどに成長した甘長トウガラシです。本来なら夏前から収穫出来るはずでしたが、やっとの思いで夏場を乗り切って、夏の終わりとともに実をつけ始めました。実はプリっとした張りがあり、食感にも問題の無い良いものが出来ています。

 

△この白い小さな花が甘長の花で、真夏にも少しだけ花をつけたのですが、上手く実が出来ずに花が枯れ落ちていました。今年の異常気象は、昨年までの経験則が役に立たず成り行き任せで収穫しています。例年だと秋は収穫がほぼ終了の季節なのですが・・・。

 

△取り忘れた甘長が完熟すると真っ赤になり、見た目でもトウガラシの仲間だという事が分かりますね。でもこの甘長は辛みが無くサラダでも大丈夫、真っ赤なものも甘みがあり、炒めたり焼いたりすると美味しく食べられます。

 

〇次回は秋の実りで、果樹を見てみましょう