7月に枯れたトマトの脇芽から再生したトマトの報告です
今年の異常な暑さはトマトにも影響を与えたみたいで、例年なら9月初めまで収穫出来る「軒下垂直水耕栽培」のトマトが7月末には枯れてしまいました。梅雨明けが早かったので、それなりに収穫(昨年の1/4ぐらいでしょうか)は出来たのですが残念な結果でした。
そんな状況で8月を迎えるのは勿体ないと思い立ち、枯れる直前に取り分けた脇芽を育てて、水耕栽培の再チャレンジ(R4-No.175)をしました。
△「軒下垂直水耕栽培」のミニトマトが枯れる前の脇芽で作った8月3日時点の苗の状態です。これを軒下の水耕栽培器や鉢植え栽培の苗にして、季節を無視しての再チャレンジでした。
△8月3日に「軒下垂直水耕栽培器」に定植した脇芽が成長し、約5週間後の様子です。枝がかなり伸びて、花もつけるのですが実が膨らまずに落ちてしまいます。人工授精(トマトーン散布)や、枝を揺らして授粉の手助けもしたのですが、実が出来ない状態が続いています。原因は季節のズレで、成長過程と太陽光のリズムが合っていないのでしょうか。微妙に難しい問題です。
△軒下垂直水耕栽培で成長した株の花部分です。開花までは問題なく成長しているので、室内の人工光利用の水耕栽培なら季節は関係なく栽培出来るものと思います。軒下で自然光を取り入れる栽培の場合は、季節も重要な要素のようです。残念ながら鉢植えも同じ状態なので、季節を無視した戸外での再チャレンジは失敗でした。
〇次回は今頃頑張る甘長トウガラシです。