今年水に浸けた瓢箪と、昨年の瓢箪を加工した作品たち
ツルで完熟(ツルが枯れて緑色の瓢箪に重みが出た頃)した瓢箪を水に浸けて表皮を剥がす、ひと手間を加えることで肌のきれいな瓢箪が出来ます。それを日陰でゆっくり乾かして、瓢箪の吸い込んだ水分が抜ければ出来上がりです。
△水に浸けて10日程の状態です。本当はもう少し浸け置いた方がキレイに皮がむけるのですが、同時に腐ったような匂いもきつくなるので、今回は頃合いを見て早めに真水で洗いました。
△これは表皮が腐ってズルっという感じで皮がむけた状態です。表皮下の皮は肌目も均一で、しっかり硬く仕上がっています。ツルが枯れる前に早取りした瓢箪はこの皮が薄く破れやすいので注意が必要ですが、水洗いしながら丁寧に表皮を剥がしていけば大丈夫です。
△加工した瓢箪たちです。中心下側2個が素瓢箪で、これはこれで自然の美しさがあります。これに漆をかけたもの(上)、そこに金を散らしたもの(右)、純金箔で包み込んだもの(左)など、自由な発想で作品作りを楽しんでいます。作品は時間の経過とともに、漆がより深い色合いに変化していくので、これもまた楽しみです。
〇次回は7月に枯れたトマトの脇芽から再生したトマトの報告です。