津村さん家の栽培日誌―R4-No.169

水耕栽培のトマトから取った脇芽を植えてみた様子です。

 

トマトは成長と共に脇芽がどんどん出て来ます。普通はこの脇芽を小さい打ちにかき取って、主となる茎を出来るだけ太く育てます。脇芽を放置するとどんどん成長し、栄養分が分散するだけでなく、風通しや光合成にも悪影響を与えます。でもこの脇芽をある程度成長させてから切り取り、差し芽すると全く同じ特質を備えたトマトの苗が出来ます。

 

△5月23日に「軒下垂直水耕栽培」の中玉トマトから取った脇芽を「トマトの土パック」に差し芽しました。トマトの土パックの安定が悪いので、少し大きめの植木鉢にパックごと入れて、毎日水やりしながら様子を見ていたら1週間くらいで元気が出て、地上部分が成長し始めました。土の中で根が生えてしっかり苗になったようです。

 

△これが6月下旬の様子です。元々が脇芽なのですが、成長時点でこの苗にも脇芽がどんどん出て来ますので、見つけたらかき取っていきました。結果は順次沢山の花がつき、第一花房の実は立派な実になってきています。もちろん第二花房、第三・・・と花がつき普通の苗を植えたものと変わりません。

 

△第一花房の実の拡大写真です。あと2週間くらいで真っ赤に色づき美味しいトマトになりそうです。「軒下垂直水耕栽培」の中玉トマトは4月12日定植ですから、その脇芽なので約40日遅れた定植となり、その分色づきもズレてきます。個人消費としては収穫もズレルので、丁度良い按配です。

 

〇次回は庭のブラックベリー、今年で4年目の樹です。