津村さん家の栽培日誌-R4-No.154

冬を越した畑のイチゴたちを見てみましょう

 

不織布のべた掛けで無事に冬を越した畑のイチゴたちです。不織布を剥がして昨年の枯れ葉を取り除くと、沢山の苗が今かいまかと春を待っていました。ことしも沢山のイチゴが食べられそうな予感で、思わず頬が緩みます。

 

△昨年の秋口に親株から伸びたランナーに次々と新しい芽が出来て、そこから根を生やして苗になっていきます。本当は親株に近い1番目の苗は根づかせず、2番目3番目の苗を育てれば、より良いイチゴが出来るようなのですが、何しろ数が多いので私の畑では放任栽培で、生き残った強い苗をそのまま全て育てています。

 

△赤イチゴの苗で畝がこんもり山のようになっています。親株や1番苗(親の病気やマイナス遺伝子も引き継ぐため、指導書などでは使わないように推奨されている)も一緒に、大きなイチゴ畑を形成しています。ここ数年この状態なので品種も交雑し、色んな形や味のイチゴが楽しめています。プロ農家さんには手抜きと笑われるかも知れませんね。

 

△こちらは庭で栽培していた白イチゴの2番目・3番目の株を畑に移植したものです。畝にマルチを張って、地温が下がらないように少しだけ丁寧に世話をしています。手をかけたらその分イチゴも答えてくれたみたいで、赤イチゴより先に花をつけて実も膨らみ始めました。植物って正直なものですね。

 

〇次回は春の畑にソラマメの花が咲き始めた様子のご案内です