津村さん家の栽培日誌-R3-No.102

「軒下垂直式水耕栽培器」のパーツと工夫・改良&イメージ図面を公開しますね。

 

昨年は1本のパイプ(バケツ)に2苗植えてトマト栽培をしましたが、最盛期の養液消費量が大変に多く、養液の管理に追われたことと、根が充実しすぎてパイプの中で窮屈そうだった点を反省し、今年は欲張らずに1つのパイプに1苗で、株の充実を目指します。

これが「軒下垂直式水耕栽培器」のイメージ図面です。90ℓバケツに水中ポンプを入れて、50ℓの養液を循環。パイプの養液取り込み口に「水切り」をセットすることで、ヨゴレ取りとパイプ内の養液に空気(酸素)を効率よく取り込むので、根の健全な生育につながると思います。同時に魔法の杖(根詰まりによる養液の逃げ道対策の細い排水パイプ)を1本セットしました(昨年は2本でしたが、よりシンプルな構造を追求)。

 

△バケツのフタ面と使用パーツ類です。この水中ポンプは海水魚などを飼育する時のもので、エーハイムと言うドイツメーカー製です。少し値段は高いですが耐久性に優れ、結果的にはコスパ抜群です。あと中国製品でも最近は良い物出て来ましたので、私も1台試しに使用していて、今年2年目ですが問題なく使えています。右側の黒いホース(養液に光が当たると藻が発生するので、それを防ぐ)と、苗を植えるために組み立てた垂直パイプ(ホームセンターで売っている排水パイプを加工し繋いだ)です。

 

△バケツのフタに穴をあけていく様子です。大きな丸がメインパイプを差し込むもので、左の小さな2つの丸い穴が、水中ポンプの電源コード用と養液循環用のホースを通す穴です。下の沢山の穴は四角く加工し、養液や水の追加をしたり、EC値の管理をする穴で、手が楽に入るくらいが良いですね。もちろんこちらも光が入らないように蓋をつけます。材料は光を通さなければ何でも大丈夫。私は黒いCDのパッケージを使いました。

 

〇次回は「軒下垂直式水耕栽培器」の組み立てと養液循環の様子などを見ていきましょう。