収穫後、春を待つ種やイモ類を見てみましょう。
昨年の夏から秋にかけて収穫した野菜やイモ類の中で、面白い・美味しい・生命力が強いなどのキーワードで選抜、保存しています。イモ類は収穫後食材として利用しつつ、残ったものを種イモとして再度植え付けています。
なお昨年末に種苗法が改訂されて、「登録品種」の扱いに注意が必要になりましたが、自家消費が主目的の家庭菜園は対象外なので、心配せずに好きなものを栽培して大丈夫です。
△上段はスイカの種で、直径12センチ前後で完熟するマイクロスイカ(私が勝手に命名)の特性をメモした保存袋です。こんな風に特長をメモしておくと、毎年同じものが安定的に収穫出来る確率が上がります。下左はキワーノ(和名=ツノニガウリ)で、これも日誌で何度も紹介しているトゲトゲのフルーツみたいな野菜です。下右はトマトの種ですが、トマトの改良品種は日進月歩で良いものが出て来ますから、家庭菜園なら美味しそうな最新品種の苗購入も大いにアリだと思います。
△これらはイモとカボチャ類です。上段のサツマイモは、昨年イモを直接畑に植えてそのまま放任していたら見た目がイマイチなサツマイモが少しだけ出来ました。試しに味見してみたら超甘いのでビックリ、今年の種イモにしようと画策中です。左はバターナッツというカボチャでスープが絶品、中に種が入っています。右は、こぼれ種から畑の隅に自生した花形ズッキーニ。生命力に感嘆し、今年は植え場所を確保しようと(笑)。
△こちらは秋ジャガなので冬の間は食材として利用しつつ、残った分を春に植える一石二鳥状態です。アンデス赤やインカ系の栗ジャガイモで食味良く、大変に重宝しています。なお、冒頭の種苗法について詳しく知りたい方は「種苗法改正」のキーワードで引くと概要が分かります。今回改定の主目的はイチゴやシャインマスカットなどの登録品種の海外流出を防ぐことだと言われていますが、プロ農家にとっては賛否両論あるようで、今後の動きにも注目ですね。
〇次回は春の兆しが感じられるものを紹介しますね。