津村さん家の栽培日誌-No.89

秋植えのジャガイモを掘り出してみましょう

 

秋植えの様子はNo.79を見てください。インカ系2種類とアンデス赤で3種類を植え付けていました。男爵系のジャガイモに比べると小ぶりで収量が少ないため、店頭で見かける機会はなかなか無いと思いますが、もし見かけたら即買いです。本当に美味しいから。

△「インカのひとみ」です。赤い皮に茶色い目のような模様が出ています。肉の色は黄色で、甘味を感じるようなホクホク感があり、とても美味しいジャガイモです。だだし、粒が小さく収量も少ないので、なかなかお目にかかれないジャガイモです。

 

△こちらは「インカのめざめ」です。茶色の皮で中の肉質は鮮やかな黄色。元々の南米原種は小粒でしたが、日本で改良され原種よりは大きくなっていますが、男爵系と比べると収量が少ないのですが、食味が良くレストランなどの契約栽培が多いようです。

 

△「アンデス赤」です。これはインカ系に比べると大きな粒になり、食べ応えも十分あります。畑から掘り出すと赤い皮が顔を出し、収穫の手ごたえが十分にあります。肉は黄色地に紅がさし、この紅色が茹でるとピンク色に変化します。この赤色はアントシアニンで、人間にとって有効な成分ですし、食味もホクホクで美味しいですよ。

 

△3種類を電子レンジでチンしてみました。右側が「インカのひとみ」、上の茶色の皮が「インカのめざめ」、左側のピンクのサシ模様が入っているのが「アンデス赤」です。それぞれ特長が見て取れますよね。自家栽培って最高の贅沢だし面白いですよ。畑が無ければプランターや室内で水耕栽培と言う手もあり、工夫次第でどんどん広がる世界です。

 

〇次回は冬真っただ中、春を待つ植物や果樹の様子を見てみましょう。