今回はキウイの収穫と追熟の不思議についてです
これはNo.74で紹介した「アップルキウイ」です。2015年に定植し今年で5年目の樹で、8月の間引き作業も上手く行き、充実したリンゴ形のキウイが沢山出来ています。10月初旬から自宅用やご近所にお裾分け分を順次収穫しています。
△アップルキウイの樹で、11月中旬の様子です。ぷっくりと充実した実が沢山結実、この様子なら、あとしばらく収穫続けられそうですね。
△これは発泡スチロールの箱にリンゴ1個とキウイを入れ蓋をし、キウイを追熟させる様子です。キウイは収穫したままでは実も固く、酸っぱいので食べられません。この追熟という作業期間が、酸味と甘みのバランスを決める大変に重要な作業なんです。
△写真に向かって左から、➀収穫したて②収穫後追熟3日③収穫後追熟6日のキウイをカットしてみました。➀硬く酸っぱくてダメ②酸味と甘みのバランスが良い③軟らかくなりすぎ、甘さが勝ってしまった。そんな訳で追熟期間は3日、酸味を強くするなら2日でも良いと思います。この追熟作業はリンゴが発生させるエチレンガス(追熟に有効)を利用したもので、キウイ自体はガスの発生量が少ないため、発生量の多い果実の力を借りて追熟さると美味しいキウイが完成します。
〇次回は渋柿の渋抜き実演の様子を一緒に見てみましょう。