事例33:肥料成分濃度測定にバラツキが生じた。

1.何が起こったのか

 養液成分の簡易分析計での管理項目は、でEC値、pH、NO、K、Ca2+である。

 追肥が入ることで値は変動する。しかし、養液は1日で異常値を示すことはない。

 

2.原因は何であったのか。

 簡易分析計の更正が正しくなかった。

 

3.対策方法と目標到達点

《目標到達点:正しく測定値を示す。》

(1)測定値が大幅に変動する場合は、その都度、校正する。

(2)簡易分析計には、使用限界がある。機種ごとに測定可能回数は違うので、使用回数が増え、測定値がバラツク場合は交換する。

(3)簡易分析機器で毎日測定する場合、センサーの消耗があり、数年単位で使用できるとは限らない。栽培管理に必須であり、数値が狂っていては栽培管理が出来ない。簡易分析機器は消耗品と考え、新規に購入する。