津村さん家の栽培日誌-No.35

ツルパワーを食べちゃおう-これも自作特権で旬の味です。

 

サツマイモのツルって食べたことありますか?戦後食べるものが不自由だった時代にサツマイモのツルまで食べたと言う、不味そうな話を聞いている人が多いかな?と思います。でも、せっかくサツマイモを栽培しているので、実際に体験してみようとチャレンジしてみました。最初はツルと言うので、太く長く伸びているメインのツルだと思い、それを煮てみましたが、歯が立たず筋張って、とても食べられたものではありませんでした。そして色々調べたり聞いたりして、食べられるツルにたどり着きました😊。

△この写真は11月9日にサツマイモを掘った時の写真で、食べられる部分は太いメインのツルと葉をつなぐ軸部分だったんです。これを折り取り、葉をとって軸だけにします。

 

△軸部分の薄皮はつまむと剥がれますので、頑張って剥がしましょう。そうすれば雑味の無い素晴らしい食材になります(この薄皮部分にアクが多いため、指が真っ黒になり、指先も多少傷むことは我慢してください。

 

△薄皮をむいたサツマイモの軸部分を軽く流水に晒し、麺つゆで2~3分茹でる感じでサッと煮ます。それでサツマイモの茎の煮物が出来上がりです。アクの無いフキみたいで雑味も無く、とても品の良い味です。酒のおつまみやご飯のお供に最適で、採りたてだからこそ楽しめる、旬の一品だと自負しています。

 

次回は冬の畑を見てみましょう。苗で冬越しする強者たちがいます。