津村さん家の栽培日誌-No.22

同じ集中豪雨でも、雨水で元気が出た作物もありますよ。

 

私の畑は、例年だと梅雨の水分をしっかり取り込み、その水分を逃がさないようにマルチ(No.5で紹介した畑に張るビニールシート)が張ってあるので、根がしっかり成長すれば、8月もよほど乾燥が続かないかぎり、土の抱えている水分を強い根が探し出すので、ほとんど水やりの心配がありませんでした。しかし、今年の日照りと高温では畑がカラカラ状態になってしまい、8月後半にはトマト以外の作物はギリギリ生きている様相でした。そんな中、台風と集中豪雨でトマトは実割れ(No.21)を起こしましたが、一気に生き返った作物も沢山ありました。植物の生命力に\(^o^)/。

△ピーマン、甘長、ししとうなどトウガラシ系の作物は、日照り続きで一部は枯れてしまったのですが、生き残った株は一気に息を吹き返し、元気に実を充実させ始めました。

 

△金時草(キンジソウ)これは金沢(加賀)の伝統野菜。茹でると粘りが出て、素の物・天ぷら・煮びたしや、粘りは納豆との相性も良く、金沢では料亭でも定番の野菜です。写真は昨年の根が冬越して、2年目の株です。今年は高温に耐えかね、葉焼けで枯れそうな状態だったのが、集中豪雨で一気に元気を取り戻しグングン成長中。きっと根が頑健に育っているのだと思います。ナスも8月前半に枝を払い、株の消耗を抑え休ませていたのが、一気に新芽と花芽を吹き出しました。美味しい秋茄子が楽しみ😊です。

 

次回は、小さいままで完熟する「マイクロスイカ」をご案内しますね。