津村さん家の栽培日誌-No.21

集中豪雨によるトマトの実割れ。どんな感じか一緒に体験してみましょう。

 

トマトの栽培で大切な事は実が熟してきたら雨に当てないことです。私の畑のアミカゴ栽培トマトも、天井には雨除けのビニールを張って対策しています。でも今年は台風がやってきてビニールを引きちぎり、修理をする間もなく集中豪雨で、根と実にたっぷりの水分を与えてくれました。その結果が下の写真です。

△パックリと割れたミニトマトです。通常は縦に筋が入るくらいのものですが、今回は大量の水分を根が吸い込み、同時に茎や実からも一気に水分が取り込まれたために、実の成長に皮の成長が追いつかず、一気に割れた様子です。通常ミニトマトは大玉と違い、雨による実割れを起こしにくいはずなのに、今回は参った!

△軒下水平水耕栽培のミニトマトもパックリ実割れです。水耕栽培で、根からの水分(養液)はジャバジャバでも大丈夫だったのに、集中豪雨による吹込みは想定外の水分を幹や実に与えてしまったようです。でも、軒の奥の方や高くて雨水が少なかった所の実は細い筋が入ったような割れ方で、雨水の量で割れ方にも変化が見て取れます。

 

次回は同じ集中豪雨でも、雨水で元気が出た作物を紹介しますね。