津村さん家の栽培日誌-No.11

植物の種の力と生命力の不思議について一緒に考察してみましょう

 トマトを真横に輪切りしてみました。果肉とゼリーと種で構成されています。下の写真は、各トマトの下に取り出した種を並べてあります。この1ミリくらいの種の中に、実の大きさや皮の厚・薄、赤・オレンジ・黄色・ピンクなどの色、酸味・甘味のバランスなど、トマトの遺伝子情報が詰め込まれているのです。そしてこの種は、ゼリーに包まれている間は発芽しないように仕組まれているのです。そんな訳で種を採るには、完熟トマトのゼリーを乾燥させたり、洗ったりして保存します。不思議が一杯のトマト。視点を変えてみると、夏休みの研究材料にもなるよね😊。

△いろいろなトマトを輪切りにしてみたら、ゼリーに包まれた種が一杯。種は同じ形で、混ぜてしまったら、どれがどれだか分からなくなるね。品種別に管理は大変かも💦

△最初の写真右上の一粒の種が、7月22日現在、「軒下垂直水耕栽培」でこのトマト

の樹になっているのです。一粒の種の凄さに驚き、生命力に感動しています。

 

さて次回も種のお話です。毎年採取した種から苗を作り、4年目を迎えたトマトを

ご紹介します。