冬の緑、苔遊びです
冬は雑草も枯れて寒々とした風景ですが、道端にふっと目をやると苔が頑張っています。苔は日差しをさけた日陰や半日陰で、ある程度の湿気がある場所に自生します。近年は苔の生命力に着目し、暑さ対策としてビルの屋上に利用するなど、さまざまな研究も盛んです。
△近くの道路わきに生えている自然の苔です。ぱっと見には同じ緑色の苔ですが、よく目を凝らして見ると、少しずつ違う3種類の苔が自生していました。それぞれを使う分だけ削り取り持ち帰えれば、タダで苔遊びの材料が揃います。
△正月飾りの松竹梅が植えてあった底の浅い植木鉢です。薄めの鉢なので山をイメージしながら土を盛って、その上に苔を乗せてあります。これで3年目くらいでしょうか、置石を苔が包むようにイメージしながら仕立てたら、思い通りになり満足している作品です。
△こちらは景徳鎮(ホームセンターで安く売ってた)の植木鉢に苔を育てたものです。植木鉢の赤や黄色の絵と青の地色が、苔の緑を引き立ててくれて冬の寂しさを紛らせてくれる逸品になったと、これも自画自賛の作品です。雑草の種が発芽したものはピンセットで抜いて大きくなる前に対処します。
〇次回は苔と柿の木で更なる遊びの発展形です