No.218 # 瓢箪栽培

庭の軒下で栽培している「趣味の極小瓢箪(ひょうたん)」です

 

もう四十数年も前ですが、京都の清水寺に行く途中の二年坂と三年坂の間にある、瓢箪屋さんで店主のお爺さんの作品と言う桐箱に納められた「極小瓢箪2点」を見せていただき、その造形の美しさに魅了されたのが、極小瓢箪に興味を持つ始まりでした。その数年後にまた東京下北沢の別のお店で極小瓢箪に遭遇、こちらはアメリカからの輸入品とのこと。お店で種を分けてもらい、かれこれ30年近く栽培を続け今に至っています。

 

△これが軒下を利用しプランターで仕立てた極小瓢箪です。今年は発芽に少し手間取りましたが、その後は順調で雄花と雌花も良い感じで咲き出しています。毎年出来た瓢箪の姿形の良いものから種を取り栽培を続けていますが、京都で昔拝見した感動するような姿形の瓢箪はまだ出来ていません。

 

△近づいてみると写真の真ん中に写っている少し大きめの花(まだ開いていない)が雄花です。その上で開きかけている小さな花が雌花です。雌花は花の下に瓢箪の形をした実を抱えていますので、区別はすぐに出来ます。虫が授粉させてくれるのですが、雄花の花粉を雌花の頭にそっとつけて、授粉の手伝いをすればより確実に実を結びます。

 

△一番下の瓢箪は授粉して、花がしぼみ瓢箪が膨らみ始めた様子です。写真には3個の瓢箪が写っていますが、みな良い感じの瓢箪なので、5cm~7cmくらいで完熟してくれれば極小瓢箪の出来上がりです。それを乾燥させたり水に浸けて加工したり、今年も十分に楽しめそうです。

 

〇次回は大きな畑の様子を見てみましょう