No.197 # 苔遊び

緑の少ない冬にピッタリ、苔遊びの様子です

 

近年は苔テラリウムとか言って、苔をガラスの器やケースに入れて鑑賞することが流行っているようです。緑の少ない冬に鮮やかな緑色の苔は目にも優しく、心を和ませてくれます。さらに苔は冬の寒さだけでなく夏の暑さにも強く、工夫次第で自分だけの世界観を作ることも可能な大変面白い素材だと思います。

 

△古い植木鉢に自宅近くの日陰で採取した二種類の苔を寄せ植えにしたものです。3年前に植えたもので、しっかりと根づき年々良い感じで膨らんでいます。箱庭風に置いた石も包み込む勢いですが、それはそれで良い眺めだと自負しています。

 

△こちらも3年前に1種類の苔を植えたものです。こちらの方がより膨らみの勢いがあるようです。そうっと手のひらを当ててみると、自然のやさしい感触が伝わってきます。なんとなく心も落ち着くような嬉しささえ感じさせてくれます。

 

△これは今年の作品です。雰囲気は作ったものの、植えたばかりの感じはぬぐえませんね。これが年月を重ねると、根がしっかり根づき‘フワフワモッコリ’となります。小さな植木鉢の上に広がる自分だけの世界が手に入ります。苔遊びは場所も取らず世話も簡単(乾いたら霧吹きするぐらい)ですから、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

 

〇次回は畑で春を待つソラマメの苗を見てみましょう