3.4.3 光呼吸

(1)光呼吸は光が当たる時に行われる。酸素を消費し二酸化炭素を生成する。過剰な光エネルギーで起こる有害な化学反応を防ぐ為と言われている。暗呼吸は酸素を使ってブドウ糖から必要なエネルギーを取り出す反応であり、光の強さに関係ない呼吸である。

(2)光呼吸は光合成の明反応で生じるATPとNADPH の一部を消費している。

1)COが光エネルギーに比べ不十分な時、過剰な光エネルギーで生じる光阻害を防ぐ。

2)ルビスコはCOとOの濃度に依存してCO → O または O →活性酸素のいずれかの反応を行う。CO 濃度が十分に高い場合はO2→活性酸素 の反応はほとんど行われな

いが、通常の空気下では両方の反応が行われる。光呼吸はここで発生した有害な活性酸素を除去するための機構である。