津村さん家の栽培日誌-R4-No.174

脂肪柄が伸び始め、マルチを外すタイミングを迎えた落花生

 

落花生は花が咲くと、花の部分から子房柄という足を伸ばします。これが上手く土の中に潜れると落花生が出来ます。黒いマルチフィルム(以下マルチ)の上から潜る強い脂肪柄もありますが、マルチを外してやると効率よく脂肪柄は土の中に潜れて、落花生の収穫量がアップします。

 

△マルチの上に穴を開けて落花生の苗を植え付け、その苗が育った様子です。マルチを張るのは、春先の地温をキープし土の渇きを押さえ、その後も苗まわりの雑草を抑える意味で、私の畑では重要な作業です。

 

△落花生に黄色い花が咲き出し、花の元から子房柄(足のように伸びた細い管)がどんどん伸び始めました。この先が土に上手く潜れると、土の中に落花生が出来ます。そんな訳で、この子房柄が効率よく土に潜れることが重要になってきます。もちろんマルチを突き破る脂肪柄もありますが、伸びる角度が悪いと上手く潜れません。

 

△7月下旬にマルチを剥がした畑の落花生です。これで脂肪柄は効率よく畑の土に潜れるのですが、適時雑草を取り除き、乾きすぎたら水やりなど、手をかければそれだけ収穫率が上がります。でも今年は経験したことが無い暑さなので、過去の経験が当てはまらず、収穫するまで安心はできません。

 

〇今年の暑さはトマトもぐったり、脇芽を育てて苗から再出発してみた