津村さん家の栽培日誌-R3-No.115

いつもは捨てている?トマトの脇芽活用について見てみましょう

 

通常はトマトの苗を順調に生育させるため、脇芽かきと言って、メインの茎と葉の間に出てくる脇芽は早めに摘み取って、メインの茎の成長を促します。通常は邪魔な脇芽ですが、この脇芽をある程度育てると、同じ形質を持つ苗になるのです。そんな訳で、私は「軒下垂直水耕栽培」のトマトから成長させた脇芽を取り、苗として活用してみました。

 

△軒下垂直水耕栽培のミニトマトです。ちょうどメインの茎から葉っぱの枝が横に出ている付け根に注目してください。斜めの白いヒモと一緒に伸びているのが、成長した脇芽です。これをカットして、そのまま植えても良いし、丁寧にするならペットボトル(希釈した養液か水を入れる)に差して、根を出させてから植えればより確実に根付きます。

 

△同じく水耕栽培中玉トマトの脇芽を、トマト栽培用の土に袋のまま植えて栽培している様子です。袋の下には水抜き用の穴を開けてあります。もう立派な枝ぶりに成長して、花も咲いてきました。この袋植えは、連作障害の防止にもなり一石二鳥です。

 

△これは逆さ植えと言っていますが、見ての通りペットボトルの口に、脇芽を差し込んで、

 ペットボトルの中に培養土を入れてあります。土が乾く前に希釈養液を適時上から流しての栽培です。これもある意味水耕栽培のバリエーションかも知れませんね。逆さに植える事でトマトにストレスがかかり、味が濃くなるかな~?初めてのチャレンジです。

 

△こちらはアミカゴ栽培の畑です。ペットボトルで育てた脇芽に根が生えたので、それを定植します。これくらい根が出ていれば確実に根付きます。みんな軒下の水耕栽培トマトから取った脇芽です。

 

〇次回は春に植え付けたプレミアムジャガイモの収穫です。