津村さん家の栽培日-No.79

今回は秋ジャガイモの植え付けを見てみましょう

春に収穫したジャガイモを暗く比較的涼しい場所で保存、食材として消費していたものです。8月に芽が出始めたので姿形が良くしっかりしたものを選んで種イモとしました。種イモの消毒はしていませんが、連作にならないよう場所を変えながら植え付けているので、過去5年「そうか病」は出ず、収穫したイモが種イモになる回転栽培が実現しています。

△今年(令和2年)6月10日に収穫した「インカのめざめ」です。南米アンデス地域の小粒種を改良した品種で、ジャガの最高峰とも言われ、キレイな黄色の肉質で栗のような食味が特長です。芽が出たものもシッカリ芽カキをすれば食べられます(芽はソラニンと言う有害物質を含む)が、私は秋植えの種イモ選抜のタイミングにしています。

△こちらは「アンデス赤」と言う種類、皮が赤いジャガイモで、果肉は鮮やかな黄色地に紅がさすような模様が出るものが多いようです。この赤い色はアントシアニンで、茹でると淡いピンクになります。食味もほくほく食感でとても美味しいジャガイモです。

△春とは別の場所に秋ジャガの畝を用意し、「インカのめざめ」40個・「インカのひとみ」20個・「アンデス赤」20個をそれぞれ植え付けました。収穫は12月頃でしょうか、1つの種イモから4個~5個取れると320~400個の収穫(小さなイモを入れると、もっと多いでしょう)。植物の力と偉大さを感じる数字ですね😊。

〇次回はNo.57で紹介した落花生を掘った時の様子をお伝えします。