津村さん家の栽培日誌-No.77

灼熱の畑で生き残り、頑張っている作物を一緒に見て回りましょう。

 

今年の夏は記録的な猛暑で雨も無く、畑はカラカラでした。例年だと植物の根が自力で水分を探し求め成長していましたが、今年は少々の水やりはかえって根を傷めてしまうくらい猛烈な暑さが続きました。そんな中で8月を乗り切った作物を見てみましょう。

 

△落花生です。7月に黄色い花が沢山咲き、花から脂肪柄が地中に潜り込み、落花生ができるのですが、土中で成長する8月が暑過ぎて、地上の茎や葉が枯れそうなギリギリで生き残りました。落花生の出来はどうか、もう少し見守りながら見ていきましょう。

 

△こちらはナスです。7月一杯まで沢山のナスを収穫させてくれました。8月に入ったら枝を詰めて樹を休ませると、9月に入って再度活発に花をつけ、美味しい秋ナスが沢山できます。写真は9月初旬ですが、沢山の実が出来始めています。

 

 

△これは金時草(キンジソウ)と言う加賀野菜の一つです。暑さには強いのですが、乾燥には弱く、今年は成長が少し遅れています。金時草は葉の表側が濃い緑色で、裏側がキレイな赤紫という珍しい野菜です。軽く茹でて、あえ物やお浸し、衣をつけて天ぷらでもいけます。熊本県の水前寺菜(スイゼンジナ)も同じものですが、現在は金沢で多く栽培されているようです。

 

〇次回は「軒下垂直水耕栽培」のミニトマトの報告です。