津村さん家の栽培日誌-No.68

7月の集中豪雨で、「軒下垂直水耕栽培トマト」の枝がねじれて倒れた!

 

軒下垂直水耕栽培No.2のミニトマトが、7月の集中豪雨と強風で、軒下に届きそうだった枝の多くが、ねじれて倒れてしまいました。発見した瞬間は、自然には逆らえないと諦めつつ、倒れた枝の処分をどうするか、悩みどころでした。

 

△枝が倒れる前の様子で、育った脇芽が軒下に届きそうな勢いです。もちろん花も咲きミニトマトの実が膨らみ始めています。

 

△主枝を横方向に誘導するためのパイプより上に伸びた脇芽が、強風でねじれて倒れてしまいました。ここで、ハタと気づきが!‘念枝’と言う高度な技があったはずと思い出し文献を調べました。トマトの茎をねじって折り曲げ、中心にある導管(根からの栄養を運ぶ)だけを生かし、この導管の回りにある師管(葉の光合成の栄養を株に戻す)が、ねじられる事で、葉で作った栄養を実に集め、充実したトマトを作れる。その技術を‘念枝(ねんし)と言うそうです。

 

△‘念枝’と言う技術を基に、折れたりねじれたりした枝・葉を整理してまとめ直しました。自然と偶然が生みだした今回の‘念枝技術’はどんなトマトを作ってくれるでしょうか。8月には報告できると思いますので、ご期待くださいね。

 

〇次回はサツマイモの不思議に迫ってみます。