No.275 #炎暑のトマト栽培

軒下の水耕栽培トマト炎暑に負けず元気ですよ

 

今年は猛暑から炎暑と言われるほどの暑さで、畑の土は少々の水やりではカラカラに乾燥し、夏に強いトマトも流石に悲鳴を上げているようです。かたや4月下旬に設置した軒下垂直水耕栽培トマト(詳細はR6-No.260で紹介)は8月になっても元気に成長中で、畑のトマトとは好対照な様子です。

 

△これが頑張っている軒下垂直水耕栽培トマトで、トマトの実を収穫したら下葉を整理して風通しを良くします。この下葉整理をしっかりやることが湿気を溜めず病気の予防にもなります。そうすると茎の先がどんどん伸びて同時に脇芽も成長するので、大きな株になっていきます。写真の大株ミニトマトは2株が成長したものです。

 

△バケツの上の垂直管に定植したミニトマト、2株の根がこんなに長く広がって成長しています。苗を定植した直後は垂直管の中に流す養液で成長しますが、根がこうなればトマトの根が必要なだけ養分を吸収しますので、あとは養液を適度に循環することで、空気も取り込みながら養液自体も健全な状態を保ってくれます。

 

△6月中旬から実ができ始め8月の中旬を過ぎましたが、まだまだ収穫の続くトマトです。赤く色づいているものは収穫時期を迎えたトマトで、黄緑色のものはもう少し日光に当たると真っ赤に色づきます。まだまだ収穫出来ているので、水耕栽培は最近の猛(炎)暑にも対応できる良い栽培手法だと思いました。

 

〇次回は暑さに参っている畑の様子を見に行きましょう