津村さん家の栽培日誌-No.76

頑張ってきた「軒下垂直水耕栽培」中玉トマトも、いよいよ最終報告です。

 

昨年は垂直パイプVU40(直径47ミリ)で根詰まりを起こしたため、VU50(直径59ミリ)に拡大し、魔法の杖(根が増えてパイプが詰まらないように養液を逃がすパイプ)も2本立てにしました。当初目標は1苗から中玉トマトを100個以上でしたが、最終的には188個の収穫が出来ました。根詰まりも無く、栽培システムとしてもほぼ完成形となりました。

 

△4月23日に中玉トマトを2株定植した様子です。苗が順調に育つか不安でドキドキの状態です。本来は1苗で良いのですが、生育不良の保険で2本立てとしました。

 

 

△7月初旬の写真で、2苗とも順調に成長。向かって左側のトマトは約3か月目の7月23日で終了でした。その後、右側トマトの枝を左棚にも誘導し、8月一杯中玉トマトの収穫が出来ました。同じ日に定植したのに、収穫では約1ヵ月の違いが出ました。これは苗の品種(レッドオーレ / 超スイート中玉)の違いによるものと思われます。先に撤収したレッドオーレは収穫も早く始まり、7月末実績143個の収穫でした。

 

△9月1日撤収の写真です。8月末ごろには葉の勢いが無くなり、養液の減り方も極端に少なくなったため、残ったトマトを収穫し、栽培器の掃除を兼ねた撤収です。手前に見えるパイプに絡んでいるのがトマトの根です。土耕栽培に比べると大変に旺盛な根の成長が見られますし、茎も根本付近では私の親指より太く成長しています。

 

〇次回は灼熱の畑で生き残り、頑張っている作物を一緒に見て回りましょう。