植物工場 の養液殺菌に銀イオン水の利用

銀イオンテスト株式会社アイ・エム・エー銀イオンテスト

人工光型完全密閉式 植物工場で使用する水耕栽培養液の殺菌に銀イオンを利用した実験を(株)アイ・エム・エー植物LABOが開始した。
この実験に取り組む銀イオン濃度原液は60PPmと高く一般的な物より3倍程度濃厚である。植物工場で生産される野菜の一般生菌数を10の1乗以下に減らす事を目指している。
植物工場では主にパネルの洗浄に次亜塩素酸ナトリウムや微酸性電解水が一般的に利用されている。養液の殺菌方法には、オゾンも利用されているが効果的な結果は今のところ出ていない。
銀イオンの難点は、水道水(塩素)では効果が半減するため、濾過装置を利用していたが脱塩にコストがかかり、あわせて銀イオン水が高価なため利用がすすまなかった。(株)アイ・エム・エー植物LABOではこれらの問題点を解消する方法が深井戸水の利用に繋がると判断し実験を開始した。
銀イオン水は殺菌効果が高く、飲用しても体に害を与えない成分のため今後は植物工場だけでなく食品工場を初め多くのHACCP品質管理を必要とする工場での利用が見込まれる。
今後は水事業者との連携を視野に入れ植物工場での利用を推進する。