垂直タワー型 水耕栽培

ima植物LABO(運営:株式会社アイ・エム・エー)では、植物工場分野の事業採算性を改善するため、 日本ではじめての垂直タワー型栽培装置の開発に取組み、単位面積あたりの収量増大と照明効率の改善について実証テストを行なっております。
◆ 植物工場事業の問題点は”高コスト体制”垂直タワー型栽培では、
・単位面積あたりの収量を大幅に改善
・運用コストの30%を占める電力費では、照射効率を高めることで照明費を改善また平面多段式のように上下を仕切る棚が無いため、空気の流れが良く空調効果も高まります。

・ハウスでの垂直式水耕栽培

垂直式は室内だけでなく太陽光を利用したハウス栽培も可能です。
栽培棚が縦型に設置されている事と自動回転する為太陽光を万遍無く受光でき
ます。また雨天時はソーラーパネルで蓄電したエネルギーをポンプの電源として使用できます。太陽光を利用した施設で太陽光発電と蓄電池と垂直回転式水耕栽培の特徴を生かしたコラボレーションがこれからの農業の主流になって行くでしょう。

・垂直式引き出しタイプ

育成の点検の為、栽培装置から引き出したところの写真です。
メンテナンスがし易いのがお分かりでしょうか?
写真では栽培株数が分かりにくいですが反対側にもレタスがあり、合計で216株が育成中です。

・栽培シャフトの挿入と取出し

垂直式栽培方法では養液がある栽培部分はタテに伸びる配管になっています。
縦方向に野菜が並ぶためライトも垂直に立っています。
装置の下部に水槽があり上部にポンプで水を送り出してタテ管の中を養液が落下します。
従ってタテ管を掃除する事は不要ですからメンテナンスが非常に楽に出来ます。
タテ管の取り出し挿入は写真の様に行いますから安全作業です。脚立に登る事はありません。
収穫時にはタテ管を手で持ちあげて溝から取り出します。これをケンドン式と言います。

・イチゴの垂直栽培

長野のイチゴ農園から購入した苗を定植した所です。
この頃の装置は塩ビ管を使っていました。白く縦に見えるのは110wの蛍光灯です。黒く垂直に伸びているのはCO2の配管です。
残念ながら収穫までの写真は有りませんが無事に収穫出来ました。
栽培上の注意メモ
・土耕で苗を作っている為、水耕栽培で利用するには根に付いている土を完全に取り去り水で何度も洗い流す必要があります。
・水温は15度Cが望ましい
・室温は24度以上では甘みが出にくい
・ECは0.8
・一株から1キログラム以上のイチゴが取れないと厳しい。

・グリーンレタスの垂直栽培

垂直に伸びる栽培容器は排水設備の塩ビ管です。白く伸びるのは、110wの蛍光灯で40センチ間隔で照射しています。
苗は播種後25日経ったときのグリーンレタスを定植した直後の写真です。

・旭川の植物LABO(日新テクノ)

垂直式栽培方法でパイプは多段式という極めて珍しい栽培方法です。
栽培装置設置後初めての定植を完了した所です。
天井の高さは2.8mで蛍光灯(2.4m)が天井すれすれにあります。

・小松菜とホウレンソウ

垂直栽培で初めてホウレンソウを栽培した時の写真です。
茎系の野菜(小松菜、ターサイ、チンゲン菜、レッドマスタード、ワサビ菜、ハーブ系等)が垂直式には特に適した品種です。

【垂直方式の特徴】

①種からの栽培がシャフトの中だけで出来るため収穫まで移動をしなくとも大丈夫。
②いろいろな品種が可能
品種:葉物野菜全般、花、ハーブ、根菜果樹類(ビーツ、20日大根、ワサビ、いちご、トマト等)。
大きさ:ベビーリーフ、マイクロリーフ等の小さいものも種から栽培可能。
③自動回転が出来る為ライトの本数を最小限で栽培出来る。省エネ。
④室内栽培も太陽光栽培も可能である。太陽光式では回転を取り入れれば野菜にまんべんなく光が行き渡る。
⑤メンテナンスが非常に楽で安全作業である。
⑥ライトの熱が上昇する為栽培空間の温度が安定し育成にむらが生じない。
⑦空調コストが少なく済むため電気代が軽減される。